ぶらりビール旅〈Great Dane Brewing編〉
- こぐねえ
- 2024年6月15日
- 読了時間: 7分
6月の上旬に前職で一緒に働いていた人に会いに行った際に、今注目度の高いGreat Dane Brewingさんへ行ってきました。
仙台はコロナ禍が明けてからはじめて。去年、遠野に行った時は通過したので数年ぶりです。

仙台からGreat Dane Brewingさんまでの行き方はいくつかあります。今回は、乗り換えなしで行けるタケヤ交通のバスで向かいます。
バス停は仙台駅から少し離れたところにあります。1時間に1本なのでアクセスは悪くないと思います。

こちらのバスを利用する場合、往復割引乗車券があります。最寄りのバス停である秋保・里センターまで片道900円。往復割引乗車券を使うと120円お得になります。
往復割引乗車券を利用する場合、発車前に運転手さんに伝えると購入できます。ちなみにこちらの路線、クレジットカード、カード決済などが利用できます。キャッシュレス派の人にはありがたいですね。

秋保・里センターで下車。ここから少し歩きます。行く前に帰りのバスの時間をチェックしておきます。

とことこ道なりに歩いて秋保温泉入口の交差点を右折してさらに進みます。ここからは直進なので迷うことはないでしょう。

醸造所のロゴが見えてきました。いつもですけど、この時は気持ちが高まりますね!

無事に到着。しかし、建物がデカい!醸造規模が大きいのはブランドサイトやビール仲間からの情報で知っていましたが、現地で見ると大きさを実感します。

Great Dane Brewingさんは、もともと、アメリカ・ウィスコンシン州で1994年に創業した醸造所で、2024年1月に秋保地区に新しい醸造所をつくりました。
なぜ、アメリカの醸造所が日本でビールをつくろうと思ったのかはこちらをご覧ください。
最近の醸造所は規模が大きめのところも増えていますが、ここは醸造規模だけではなく、缶詰めの機械も大きく、専門店での外飲みだけではなく、家飲みの需要にも大きく応えることができる体勢があります。
缶ビールはオンラインショップで購入したできるので気になる人は飲んでみてください。
醸造所にはレストランが併設していて、こちらでビールと料理をいただくことができます。
店内は木と黒を基調としたシックな感じ。席は自由に座っていい形でした。

この日のラインナップは写真の通り。スタンダードかつ伝統的なビアスタイルが多いですね。こういうの大歓迎です。いやぁ、迷うな…。
と、思ったら4種類の飲み比べセットがありました。これは嬉しい😆

注文はキャッシュオンデリバリー。支払いは現金、クレジットカード、PayPayなどが使えました。
レジ横にはビールサーバー。壁に書かれているメニュー表がアメリカっぽいですね。

ビールを受け取って席へ向かいます。レストランからは醸造所が見えます。ここは1番見やすいところで飲む事にします。

飲み比べは指定された4銘柄になります。
〈GREAT LAGER 1番左〉
フラッグシップビール。モルトの甘みやホップの華やかな香りが感じられるのに喉越しはすっきりという最高のバランス。醸造責任者のロブが日本人のためにつくった渾身のビール。
【テイスティングレポート】
色は明るいブラウン。クリアで綺麗。グラスからは、柑橘を感じさせる心地よい香りが軽やかに上がってきます。喉へ通って行く時に、下の奥から感じられるキレのある苦味がいい。
〈EVERYDAY IPA 左から2番目〉
苦みや飲みごたえはありつつもライトで爽やかに仕上げたので食事にも合わせることができるバランスの良いIPA。「エブリデイ」の名前の通り毎日でも飲みたい優しいビール。
【テイスティングレポート】
クリアで黄色味のあるゴールド。口に含むと甘いレモンのようなフレーバーが感じられました。後味がさっぱりしていて、いつでも飲みたいドリンカブルなIPA。液温が上がってくるとボディがしっかり感じられるようになったので、飲みごたえを求めるなら時間をかけて飲むのをおすすめします。
〈SCOTCH ALE 右から2番目〉
7種類ものモルトを使用した複雑な構成のレシピです。モルト由来の甘みやうまみが幾重にも重層的に重なり合いリッチで芳醇な味わいが楽しめます。もちろん冷たくてもおいしいですが、少し温度があがってもおすすめです。
【テイスティングレポート】
きれいなブラウン。アロマは弱め。口に含むと、モルト由来の香ばしく甘いカラメルのようなフレーバーが心地よく広がっていきます。液温が上がってくると、より甘みを強く感じるようになり、芳醇さを堪能できました。とはいえ、ボディは重くないので最後まで飲みやすかったです。
〈IRISH STOUT 1番右〉
ローストした麦芽を使用していて香ばしい味わいを感じられます。黒くて見た目は重そうなのにアルコール4%でドライな仕上がり。提供時に窒素を使用するのできめ細やかでクリーミーな泡を楽しんでいただけます。
【テイスティングレポート】
透明感を感じさせる黒。ほんのり香るコーヒーのようなロースト香が気持ちをリラックスさせてくれます。喉を通る時に感じるローストの焦げ感がたまりません。ドライな味わいなので休日の午前中にブランチコーヒーとして楽しみたくなる1杯です。
いやぁ、どれもきれいな色をしています。なんかキラキラしているんですよね(雫でそう見えるわけではなく)。香りもすっきりとしていて、嗅いでいて心地良いです。特にIRISH STOUTのロースト感がたまりませんでした。ナイトロ(窒素)で提供しているのもあるでしょうが、パイントサイズでゆるゆる飲みたくなるビールでした。
レストランなので料理もいただきます。今回は、昼時の訪問でしたので食事系のメニューからサブサンドを選択。何種類かある中からウィスコンシンブラッツにしました。

こちらは、ビールで下茹でした後にグリルしたソーセージとザワークラウト、ピクルスをサンドしたもの。ホットドック的に食べられるなぁと思い選びました。付け合わせは、ポテトかサラダが選べました。健康的にサラダにしようかなと思いましたが、ここはジャンクに楽しむためにポテトにます。
お味の方は、ソーセージの脂の甘味と旨味に、ザワークラウトの酸味がいい感じに合います。パンもあっさりしているので食べ飽きずに最後までおいしくいただけました。パンは外す事もできるようです。糖質を抑えたい人は無しにするといいと思います。
フロアの片隅には、ケチャップやマスタード、おしぼりなどがあります。必要な人は、そちらから使う事ができます。
余談ですが、あまり酢の物が得意ではありません。ザワークラウトも以前は苦手でした。でも、いつのまにか大丈夫になっていましたね。
サブサンド、意外とボリュームがありました。というかポテトの量が多い。かなりお腹いっぱいになりました。何かもう1杯ビールを飲みたいなと思ったのですが、帰りのこともあるので余裕を持たせて店を後にすることに。ベルジアントリペルやドッペルボック、アルコール度数3.5%のダテライトも飲んでみたかった🥲
レストランは2階もあります。醸造所は見えないので、設備を見ながら飲みたい人は1階をおすすめします。

温泉も余裕があれば入りたかったけど、かなりお腹いっぱいだったのでやめておきます。飲めなかったビールや温泉は、次回訪問する楽しみにします。
やっぱり現地まで出かけて飲むビールは良いですね。その土地の雰囲気を感じながら味わうのは、小規模醸造所のビールがもつ魅力の1つだと思います。
機会があれば、「なぜ、伝統的なビールを多く造っているのか」とか色々お話を聞いてみたいです。
ということで、今回のビール旅はここまで。〆は東北新幹線上野駅コンコースにある自販機のラーメン。

前から気になっていたのですが、Suicaのチャージが無くて食べることができなかったんですよ。だから帰りの新幹線に乗る前にチャージしておきました。

90秒で出来上がりですが、実際にはもう少し長かった感じ。お味の方はコンビニの冷凍ラーメンより良いかな。価格やボリュームを考えると、駅の近くにあるラーメン屋さんに行った方が満足度はあるかな😅でも、体験できて良かった!
さぁ、次はどこへ行こうかな。次回のビール旅もお楽しみに。
Great Dane Brewing
住所:〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原5
レストラン&ショップ 営業時間:10:00-21:00(L.O. 20:30)
定休日:不定休
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