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ぶらりビール旅 盛岡&遠野編

  • 執筆者の写真: こぐねえ
    こぐねえ
  • 5月6日
  • 読了時間: 7分

3月の終わりに岩手県遠野市の新醸造所「GOOD HOPS」の取材をする際にビールも楽しんできました。


遠野までは東京から鉄道で移動すると東北新幹線で新花巻駅からJR釜石線に乗り換えていきます。しかし、今回は乗り換えの時間が1時間半程度空いてしまうことが直前に判明(ちゃんと時刻表を見ていなかった)。


ということで、急遽盛岡まで行って時間を潰すことに。


いつか北海道まで新幹線で行ってみたい(腰が痛くなりそうだけど)
いつか北海道まで新幹線で行ってみたい(腰が痛くなりそうだけど)

この日はお昼まで仕事だったので、盛岡で遅めのランチ。駅ナカの施設で盛岡冷麺を初体験。普段、焼肉とか言っても肉を食べられなくなっちゃうので冷麺とかビビンバとか頼まない派です。


それと、冷麺と言うとフルーツが添えられていますよね。私、スイカが得意ではないので冷麺は避けていたところがありました。まぁ、食べられないわけではないので、今回はチャレンジしてみることに。


いざ、着丼し、器を見てみると麺がきれい。つやつやな麺に心が躍ります。そして、気になっていたフルーツはスイカではなくりんご。後から調べてみると、季節によって添えられるフルーツは変わるんだとか。りんごなら問題なくいただけます。ちなみにこのりんごがスープのしょっぱさと調和してくれるアクセントになって良かったです。


麺のつるつるでもちもちの食感は新鮮。こんにゃく麺と似ている感じ。焼肉の〆に食べたくなるのが良くわかりました。今度、焼肉に行ったら食べようっと。


この後、冷麺にハマり、無印で見つけて自宅でも楽しみました。
この後、冷麺にハマり、無印で見つけて自宅でも楽しみました。

軽く腹ごしらえもできたので、ビールを味わいに移動します。


やっぱり盛岡に来たらベアレン醸造所のビールを飲まないわけにはいかないでしょう。ここで飲まなければ北海道に行って「サッポロクラシック」を飲まないようなものです。


と、いう事で盛岡駅南口にある「ビアベースベアレン盛岡駅前」へ。以前、盛岡に立ち寄った時も訪れたことのある場所です。隣には「ビアフロント ベアレン 盛岡駅前」もありますが、「ビアベースベアレン盛岡駅前」の方がビールのラインナップが多かった記憶がありましたので、今回もこちらを利用することにしました。


店舗は地下1階。用途に合わせて「ビアフロント ベアレン 盛岡駅前」と使い分けができるのが良い。
店舗は地下1階。用途に合わせて「ビアフロント ベアレン 盛岡駅前」と使い分けができるのが良い。

ここでは、工場直送の新鮮なベアレン醸造所の樽生ビールを、定番から限定醸造のものまで豊富に楽しめます。


座席は全57席と広く、カウンター席、テーブル席、10名以上で利用できる個室や半個室もあります。1人でもグループでも気軽に利用できるお店です。パーティプランがあるので、いつかビール仲間と宴会をしてみたいですね。


この日は、この後にしっかり食事をする予定にしていましたので、ここではビールのみを楽しみます。ちなみにフードは、地元の食材を生かしたビールとの相性が抜群なメニューが豊富に揃っています。特に、岩手県産牛を使った料理や、オリジナルのソーセージ、専用のピザ窯で焼き上げるピザなどが人気です。



ビールは色々飲んでみたいものがありました。しかし、この後の場所でも飲むので1杯に絞ることに。悩みに悩んで、「ビアベースベアレン盛岡駅前」限定、期間限定の「クラシックケラー」にしました。


このビールは、ビアスタイルはドルトムンダー。「ベアレンクラシック」の無濾過バージョンです。「苦味とコクのバランスが良い、飲み飽きないラガービール」との事。


最初の1杯としても良さそうです。


飲んでみるとしっかり目のボディで、飲みごたえがあります。だからと言って重い感じではなく、グッと飲めるので爽快感もあります。個人的には、じっくりと飲みたくなるビール。列車の時間まで余裕がありましたので、このビールにして良かったです。


日本の醸造所で、ドイツのクラシカルスタイルをおいしく飲ませてくれるところは色々あります。その中でも「じっくりと味わう」という点では私はベアレン醸造所さんが好きです。


ベアレン醸造所さんは、市内に4店舗あります。次回、盛岡を訪れる時は未訪問の店舗で飲んでみたいと思います。


サイズも色々選べるも良いのです
サイズも色々選べるも良いのです

ビールも味わい、列車の時間が近づいてきたので盛岡駅まで戻り、新花巻駅で1時間半待つ予定だった列車に乗って遠野へ移動します。


盛岡駅から遠野駅までは約90分。列車にはトイレも付いているので飲んでトイレに行きたくなっても安心
盛岡駅から遠野駅までは約90分。列車にはトイレも付いているので飲んでトイレに行きたくなっても安心

盛岡を出た時は明るかったですが、遠野についた時は真っ暗。


日曜日の夜ということもあり、辺りは人が全然いません。ただ、居酒屋は営業していたので店内は賑わっていたのかも。


それでは、この日のメイン目的地である遠野醸造へ。遠野駅から徒歩数分。駅から2つ目の信号を左折して直ぐ。緑の看板が目印です。


夜に訪問したのは初めて。辺りが静かで空気も澄んでいて気分が落ち着きます
夜に訪問したのは初めて。辺りが静かで空気も澄んでいて気分が落ち着きます

日曜の遅い時間という事もあり、店内は誰もいませんでした。


という事で、ビールと食事を堪能しながら代表の袴田さんとゆっくりお話をして過ごしました。


5月3日には7周年を迎えた遠野醸造。「もう7年なのか~」と時が経つのは早いなぁと感じます。
5月3日には7周年を迎えた遠野醸造。「もう7年なのか~」と時が経つのは早いなぁと感じます。

訪問時に飲めたビールは6種類。ありがたいことに飲み比べセットがあるので、3種類飲んで、余裕があれば残りの3種類を飲むことにしました。


ビールは、缶でも販売しているので、お土産に買って帰ることもできますし、オンラインショップでも購入できます。なかなか現地まで行けないという方は利用してみてください。
ビールは、缶でも販売しているので、お土産に買って帰ることもできますし、オンラインショップでも購入できます。なかなか現地まで行けないという方は利用してみてください。

まずは、ペールエール、ESB、サンクスセゾンを選択。


遠野醸造のビールは、香りや風味を尖らせたキャラクターではなく、各ビアスタイルや素材を生かしつつバランスを考えた設計のビールが多いです。これは好みになりますが、私は飲みやすさを重視するところがあるので、彼らのビールはホッとします。今回、袴田さんと話しながら過ごしていたので、じっくり味わいながら楽しめたペールエールやESBは良かったです。どれか1種類だけしか選べないとしたら、この2つのどちらかを選ぶと思います(多分、好み的にESB選ぶだろうなぁ)。


左からペールエール、ESB、サンクスセゾン
左からペールエール、ESB、サンクスセゾン

フードは、せっかく遠野まで来たので、地のものをいただこうと思います。


こちらは里芋のフライドポテト(だったと思います💦)。

ホクホクしていて、芋の甘味と塩加減がいい塩梅でビールが進みます。これは3種類どれでもいい感じでしたね。じゃがいもよりもしっかりした味わいと硬さがあり、食べ応えもあって1人飲みのおつまみとして「合うなぁ」と思いました。


量もちょうど良く、他の料理も食べられるのが嬉しい。1人飲みだと料理の量が気になり、食べたいものを頼めないことあるんですよね…
量もちょうど良く、他の料理も食べられるのが嬉しい。1人飲みだと料理の量が気になり、食べたいものを頼めないことあるんですよね…

これは遠野風の丘ホップフランク。

岩手県産豚肉100%。熟成ホップエキスと遠野パドロンのマイルドな苦味が、豚の旨味を引き立てる逸品。1本につき3.3円が遠野ホップ生産維持に役立てられるメニューです。


思いのほか、苦味は感じませんでした。肉のジューシーさがビールをさらに飲み進めてくれます。

やっぱりビールにソーセージは外せません
やっぱりビールにソーセージは外せません

そして、ラム肩ロースのたたき。

新鮮なラム肉を軽く炙ってたたきにしたメニュー。塩とオリーブオイルでシンプルに味付けをしています。網焼きの香ばしさと、柔らかくてジューシーなラムの旨味が味わえるとのこと。


ラムのたたきを食べるのは初めてかもしれません。噛むと肉の甘味と旨味がジュワっと広がっていきます。そこに塩が効いて味を引き締めてくれて、これは止まらない逸品です。ワインが欲しくなります。


バケットに乗せて食べてもおいしそう!
バケットに乗せて食べてもおいしそう!

ビールと料理を堪能しましたが、ホテルのチェックイン最終時間には余裕があるし、何よりももう少し飲みたいので、残り3種類を飲み比べセットでオーダー。


コーヒービールは、関心が強いビアスタイル。飲めるなら飲んでおきたい。今回はスタウトベースなので、しっかりした感じのコーヒースタウトの王道って感じ。コーヒー感と焦がした麦芽由来のロースト感が相まっていい感じ。夜の遅い時間に〆に飲むのにぴったりでした。


摘果アップルセゾンは、程よいりんごの甘味と酸味があって、口の中をさっぱりさせてくれます。食前から食中、食後までオールラウンドに楽しめるビールですね。ヘイジーIPAは、濁りが落ちてしまったという事でしたが、味わいはヘイジーIPA。軽めのジューシーさは飲みやすさを与えてくれて「ヘイジー疲れ」を起こしやすい私にはちょうど良かったです。


左から摘果アップルセゾン、SOUTERN HAZY IPA、コーヒースタウト
左から摘果アップルセゾン、SOUTERN HAZY IPA、コーヒースタウト

久しぶりの遠野醸造は、ゆっくりとビールと会話を楽しむことができて良い時間となりました。


今年は、遠野駅前に誕生した新醸造所GOOD HOPSが醸造を開始。8月23日(土)と24日(日)には「遠野ホップ収穫祭」の開催が決まっています。この夏は、日本が誇るホップの産地をビール旅の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。ビールファンには一度は訪れてほしい場所です。



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