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GOOD HOPS 岩手県遠野市に第3の醸造所が誕生!

  • 執筆者の写真: こぐねえ
    こぐねえ
  • 3 日前
  • 読了時間: 5分

Podcast「ビールに恋するRadio」で配信しました岩手県遠野市に誕生したGOOD HOPS。この度、2025年4月24日に醸造免許が交付されました。おめでとうございます。


ブログでは醸造所の様子をお伝えします。


●GOOD HOPS インタビューはこちら


醸造所の場所はJR釜石線遠野駅から徒歩2分。駅を出て線路沿いに右へ進むと白と青を基調とした建物が醸造所兼タップルームです。


駅近のブリューパブ。徒歩数分のところに遠野醸造がある。遠野に来たら両方のブルワリーを堪能してほしい。
駅近のブリューパブ。徒歩数分のところに遠野醸造がある。遠野に来たら両方のブルワリーを堪能してほしい。

●GOOD HOPSを立ち上げた理由を詳しく知りたい方はこちらを合わせて読んでください


ちなみに醸造所の前は自転車置き場でした。


醸造所になる前の建物の様子。今も隣が自転車置き場になっています【画像提供:GOOD HOPS】
醸造所になる前の建物の様子。今も隣が自転車置き場になっています【画像提供:GOOD HOPS】

店内に入ると目の前にビールサーバーが。その奥には醸造所の様子が伺えます。店内も白と青を基調。爽やかで清々しい店内です。


真新しいビールサーバーにテンションが上がります。これからどんなビールが楽しめるのでしょうか。
真新しいビールサーバーにテンションが上がります。これからどんなビールが楽しめるのでしょうか。

醸造免許が交付されて醸造がスタートしましたので、自社ビールが飲めるようになるのは5月中旬くらいでしょうか。

※2025年4月25日現在、5月17日(土)にタップルームのオープンを予定しています。


画像の左側にはスペースがあり、取材時は作業用のテーブルと椅子がありました。タップルームの営業が始まるとテーブルと椅子が置かれるのでしょうか。ちなみに駅から近いので列車の時間ギリギリまで飲めるのも嬉しいですね。


GOOD HOPSの醸造規模は1回で最大1,000L。左側が仕込釜で、右側が煮沸釜です。


GOOD HOPSでは、自社でホップを栽培し、そのホップを独自技術でルプリンパウダーに加工。このルプリンパウダーを使用してビールを醸造します(その他の形態も使用することもあります)。


このルプリンパウダーは、ホップが本来持っている香りを可能な限り失われないようにルプリンだけを非加熱で取り出したものだと言います。ということは、ホップ畑で嗅いだみずみずしい香りがビールにのってくるのでしょうか。これは期待が膨らみます。


既にレシピは約20種類あると言います。これからどんどんビールが登場していきます!
既にレシピは約20種類あると言います。これからどんどんビールが登場していきます!

発酵・貯酒タンクは5本。まだスペースに余裕はありそうなので、醸造量が増えた場合はタンクを増やすこともできそうです。


取材時は醸造開始に向けて配管の確認をはじめテストを行っていました。


仕込窯から見た発酵・貯酒タンク。動線は作業がしやすいように工夫されています。
仕込窯から見た発酵・貯酒タンク。動線は作業がしやすいように工夫されています。

発酵・貯酒タンクの隣には缶詰め機とラベルを貼る機械がありました。GOOD HOPSは外販を行う予定です。実現すれば遠方に住んでいても新品種のホップを使用したビールを飲める可能性があります。東京からでも遠野市へ行くには鉄道で4時間以上かかるので、オンラインショップやボトルショップで購入できるようになると嬉しいですね。


右がラベルを貼る機械。左が缶を詰める機械。
右がラベルを貼る機械。左が缶を詰める機械。

最近は、缶詰め機を導入して缶ビールの販売を行う醸造所が多くなりました。缶ビールの方が持ち運びがしやすいですし、光劣化を防げるので個人的は缶商品が増えるのは歓迎です。しかし、缶ビールは瓶よりも口径が大きいため、缶内に酸素が多く入り込んでしまうことで起こる「酸化」の課題もあります。GOOD HOPSでも酸素が入らないようにするために調整を行っているという事でした。


便利な缶ビールですが、品質は落とさないようにするのは大変です…
便利な缶ビールですが、品質は落とさないようにするのは大変です…

下の画像は、麦芽を破砕する部屋。近年、ホップに注目が集まるビールですが、麦の酒と言われるだけあって麦芽は重要です。過去に取材した醸造家の中には、破砕の具合や管理の仕方でビールの味が変わるという方もいました。


醸造の作業はここから始まります。
醸造の作業はここから始まります。

こちらはビール樽の保管庫。真新しいビール樽がきれいです。ここから全国へ彼らのビールが旅立ちます。


醸造免許が交付された翌日には、早速仕込みが行われました。早く飲んでみたいですね。
醸造免許が交付された翌日には、早速仕込みが行われました。早く飲んでみたいですね。

そして、GOOD HOPSには超小規模の醸造設備も備えています。


こちらは、新品種のホップを使用した試験醸造などを行うための設備です。1回の仕込みは38Lで、発酵タンクは25Lです。この設備で造られたビールは、主にタップルームで提供される予定です。


ホップ博士として知られる村上敦司さんによると、「夏に収穫した新品種のホップを使ったビールを試験醸造設備で造り、次年度以降の参考にします」という話でした。「ビールファンは、遠野にはホップ収穫祭のある夏に訪れる人が多いですが、新品種のホップが飲みたい人は秋から冬にかけてGOOD HOPSに来ると良いですよ」と笑顔で教えてくれました。


これは10〜11月に再訪しなくてはいけませんね。


将来的には地元の飲食店のハウスビールを手がける構想も。それぞれのお店でオリジナルビールが飲めるようになるのは夢があります!
将来的には地元の飲食店のハウスビールを手がける構想も。それぞれのお店でオリジナルビールが飲めるようになるのは夢があります!

醸造が始まりましたので、「飲みたい!」という方は、GOOD HOPSのSNSをチェックしておいてください。


遠野のホップ農家、ホップ研究家、そして醸造家が一体となって遠野ホップの魅力や思いを体現していく醸造所GOOD HOPS。彼らの思いが形になっていくことは、下火になっていた日本のホップ産業に明るい火を灯してくれることになると思います。


遠野市第3の醸造所が私たちに見せてくれる新しい景色が楽しみでなりません。ぜひ、ビールが完成したら飲んでみてください!私も購入することができたらポッドキャスト番組「ビールに恋するRadio」で感想を話したいと思います。


インタビューに対応してくださったホップ農家兼醸造家の神山さん(右)、株式会社BrewGood 代表取締役田村さん(中)、ホップ博士であり醸造責任者の村上さん(右)。お忙しい中ありがとうございました
インタビューに対応してくださったホップ農家兼醸造家の神山さん(右)、株式会社BrewGood 代表取締役田村さん(中)、ホップ博士であり醸造責任者の村上さん(右)。お忙しい中ありがとうございました

【GOOD HOPS】

住所:岩手県遠野市新穀町5-13











情報はブログ掲載時のものになります。最新の情報はGOOD HOPSのSNSで確認ください。


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