【感想】琥珀の夢で酔いましょう第7巻
- こぐねえ

- 2024年3月26日
- 読了時間: 4分
クラフトビールと人間模様を取り上げてる漫画「琥珀の夢で酔いましょう」の第7巻が発売されました。
いち早く読んだ感想を書いたり、Podcastで話したりと思っていたのですが…色んなことに忙殺されて(言い訳です)。
ということで、ネタバレしない程度に感想を書いてみたいと思います。
挫折は未来への果実となる種
「琥珀の夢で酔いましょう」の単行本を購入する楽しみは話を読むことだけではありません。
私の場合、単行本の帯にあるキャッチコピーを見るのが楽しみ!

第7巻は「ときには深い苦味を味わって」。
ビールの苦味と生きていく中で経験する挫折などの苦い経験をかけたキャッチコピー。毎回、上手いなぁって思います。
楽しさだけじゃないところにも焦点を当てる
物語が進むに連れて動き始めた登場人物たちの新しい展開。第7巻では七菜、隆一の物語が動いていきます。
「琥珀の夢で酔いましょう」の良い所(難しいところでもある)は、人の楽しいとか明るいといったポジティブな部分だけに焦点を当てるのではなく、誰しもが抱えている悩みや葛藤などネガティブな感情を表現しているところです。
そのネガティブな感情も珍しいものではなく、多くの人が感じたことがあるものなので、共感性があります(まぁ、気軽に読みたい気分もありますが)。遠くで起こっている出来事ではなく、いつ自分の周りや自分に起こっても不思議ではないことがテーマに取り上げられていて、いつも色々考えながら読んでいます。
クラフトビールの多様性を知って飲みたくなる
もちろん、ビールもたくさん登場します。物語の舞台が京都なので近くの地域の醸造所をメインに日本だけではなく、世界のクラフトビールが出てきます。
毎回、「今回はどのビールが取り上げられるのだろう?」と思いながらページを捲るのが楽しみ。自分も取材させていただいた醸造家さんが登場してくることもあり、「あ~、その話したなぁ」「そういうこと言いそう~」とかニヤニヤしながら読んでいます。
ペアリングについても多く描かれていて「パンとビール」をはじめ、勉強になっています。
第7巻では、廃棄となるパンを活用したビールやお茶を使ったビールなど、色々なビールが出てきます。個人的には西日本の新鋭醸造所は、持っている情報が少ないこともあるので漫画から知る機会もあります。
本当に色んなクラフトビールが出てきます。「ビールって、こんなにも多彩なんだ」ということを体感しながら読むことができるので、クラフトビールに関心をもった人にもおすすめの作品なのです。
琥珀の夢で酔いましょうインタビュー記事
実は作者様と担当編集者様にインタビューをした記事を日本ビアジャーナリスト協会のウェブサイトに投稿しています。第5巻の出版時には、埼玉・川口にある「びぃる食堂ぬとり」の女将こばさんに「琥珀の夢で酔いましょう」の魅力を語ってもらいました。リンクを貼っておきますので、良かったら読んでみてください。
今後、主人公の3人はどうなってしまうのでしょうか。
ビールは苦味が甘さを引き立てる時もあれば、甘味が苦さを引き立てくれる時もあります。人との付き合いも付いたり離れたりと状況によって変わります。もしかしたら3人が京都で過ごす環境も変わるかもしれないですね。
ますます物語から目が離せません。
第1話など無料公開している話もあります。まだ読んだことがない人、ぜひ読んでみたください。
琥珀の夢で酔いましょう



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